【乳がん告知後】主治医J先生初めまして&お願いします!

予約時間から1時間ほど。診察室に呼ばれ初めて主治医の先生に対面!

(リアルタイムで治療中なのでもう少し落ち着いてから病院名を記載いたします。先生の苗字も仮です…私がJUNSE大好きなので。ご容赦ください)

直感!この先生にお任せします

初めて対面した主治医のJ先生(仮)は男性。紹介状の内容を確認いただいていて、胸の断面図やステージがわかる資料を使いつつ、今の私の状況をまずは解説いただきました。

・CNB検査結果については病院でも再度確認する

・非浸潤乳管がんであれば、手術で治療は終了すること、

先生のほうでもエコー検査。

左胸、最初のクリニックで告知されてからもそのあたりを触ったりしてみたんですが、やっぱり私にはしこりがわからないまま…(最初のクリニックで担当してくださった女医さんも触診では問題なしって言ってたし…)

生温かいジェルを付けてエコー。先生のほうでも該当している部位がすぐに判別できて、2センチぐらいだね、とコメント。触っても自分ではわからないんです…の私のコメントにも、エコーの機械をあてながら奥のほうだからわかりにくいかもね、と…。

機械的でもなく、しっかりとお話してくれる感じに安心。

セカンドオピニオンも少し考えてたんですが、直感でこの先生、J先生(仮)にお任せしようと思いました。

初診での質問

超音波(エコー)で診てもらった後、先生からこの後の治療の流れや相談事項(考えてほしいこと)についてお話がありました。

遺伝子検査(BRCA1/2遺伝子検査)について

家族(旦那さんというよりも血縁者、父母、弟)と相談する必要がある検査。

家族だけじゃなくて、この遺伝子をもつ梨丸家の家系全体にもしかしたらネガティブな情報になっちゃうかもしれない。でも、自分のことは知らないよりは知って対策をしたい。

そして、一番に考えたのは、めちゃくちゃ可愛い姪っ子のこと。私には甥っ子姪っ子がいるけど、私のような思いをさせる前にそういう要素がわかるならば、わかったうえで年を重ねてほしいっていう気持ち(遺伝子はお嫁さんの血が入っているから、もしやるならば、確率は半分になるのかな、っておもうけど)検査実施可否については、専門の先生の説明のあとに決められるってことだったので、お話だけでも聞きたいとカウンセリングを希望して予約をとっていただきました。

検査の事前説明の時は、カウンセラーの看護師さん、乳がん専門の看護師さんも同席いただけるとのこと。体制バッチリ!!(資料もめっちゃたくさんもらう…!!)

今は2人に1人はがんになる時代だし、遺伝子ってどこまで影響あるのかな?って気もするけど、我が家は大腸がんの家系(祖母、父、叔母…30代で他界)しているので、その辺も一緒に話きければいいな~とおももってます。

手術方法(術式)について

乳房をすべて切除する手術(乳房全切除術)と乳がんの存在する乳房の一部分を切除してできるだけ乳房を残す手術(乳房温存手術)があって、乳がんのサイズによっては乳房温存手術もできるかもしれない。乳房温存する場合は、手術後、放射線での治療が必要(がん細胞を死滅させるため)。

温存する場合は放射線治療をしても残している乳房に再発する可能性がゼロではない、とのこと。妊娠を考えている&再発の可能性はできるだけ下げたいと思っているので、気持ちは全切除に傾いてます。

再建方法について

全摘出した後に胸のふくらみを再び作ることができる!のは嬉しい。

胸を大きくする方法(再建方法)として人工物(プロテーゼ挿入)のほかに、脂肪注入ができるのかな~って思ってたんですが、先生の回答は違ってました

現時点(2021年1月)では、プロテーゼ挿入の他、自己組織(背中かお腹の脂肪)を使う方法が保険治療の対象。脂肪注入は対象外。なおかつ、決めた病院では脂肪注入は実施していませんでした。

  • 人工物(プロテーゼ)の場合:将来的に左右差が出てくる可能性がありそう…今後、治癒したあとの健康診断とかで毎回その説明をするのもいやだな…(自己組織でも説明は必要だろうけど…)
  • 自己組織の場合:作る胸のボリュームによって使用する部位に限定されるので、形成外科の先生と別途相談。胸をなくすのは頭ではわかっていても、喪失感が大きいだろうから手術で同時に作っておきたい…

どの方法で再建したらいいか、また再建もすぐにするか、少し時間を開けてからにするか…形成外科の先生を受信して、主治医の先生との次回診察までに考えてくる宿題が出ました。

ステージとサブタイプについて

今時点でのステージ、サブタイプについて主治医の先生に確認。

  • ステージ&今後の治療方針:非浸潤性のままならば、ステージ0。その場合は、摘出手術(部分切除なら放射線治療)で終わり。浸潤しているサイズによってステージがわかり、全身治療が必要とのこと。クリニックで診ていただいたCNB生検での検査結果は、改めて紹介先の病院でも確認いただけるとのこと
  • サブタイプ:乳がんの場合は、3つのサブタイプがあるということを事前に調べていったんですが…「非浸潤性」の場合はサブタイプはありませんとのこと。そうなんだ…!と目からうろこ。浸潤性になったときに治療方法を決めるときに重要になります、ということでした。
https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/wp-content/uploads/2019/08/p117_Q30_%E5%9B%B32.png
非浸潤がんと浸潤がんおよび脈管(リンパ管,血管)侵襲(患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版より引用)

いずれにせよ、手術が終わり術後の病理検査がでるまで、自分のステージ確定&治療方法までは至らないってことが判明。

手術日は?

入院は4~10日程度(手術方法、部分&全摘、再建有無による)

遺伝子検査結果によって、右胸も予防として手術を検討する必要があるので、遺伝子結果が出てから、改めて…ということで、すぐに手術日は決まらず…気持ち的には、早く乳がん取ってほしい!って気持ちが大きいんですが…乳がんは1か月程度ではすぐに大きくならず、今の状況を見極めてから対応することが大切というお話がありました。…でも気持ちは早く早く…だよね…

乳がんガイドラインにも同様のことが記載あって、改めて自分に言い聞かせるためにも引用

乳がんと診断されると,大急ぎで治療を開始しないと乳がんが広がってしまうのではないかと心配されるお気持ちはよくわかります。しかし,1cmの乳がんのしこりの中には約10億個もの乳がん細胞が含まれており,乳房の中に1個のがん細胞が生じてから1cmのしこりになるまでに,おそらく何年もの時間が経っていると考えられています。乳がんと診断されても,慌てず,まずはがんの性格や広がりを正しく評価し,最も適した初期治療を落ち着いて選択することが大切です。

患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版 https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/g4/q19/

”乳房の中に1個のがん細胞が生じてから1cmのしこりになるまでに,おそらく何年もの時間が経っていると考えられています”ってことは、2センチだともっと前から…5年ぐらい前と想定すると、めちゃくちゃ仕事をばりばりしてて、ストレスも高かったなあ…と振り返り…

なんで乳がんになっちゃったのか…?って考えても答えはないし、今の医療技術をもってしても確かな答えは出ないと思うけど、仕事で体を本当に酷使してたな…のも大きかったんだろうなぁ、って。だから、今は休む。この先、どうしたらいいのか、生きていく道を見つけるタイミングなんだって、思うことにします。……それでも、この先のことを考えて、ふいに闇落ちしちゃうけど(w)

看護師さんからの説明

先生からのお話のあと、看護師さんと面談。先生と話をしてすっきりした、とおもったけど、やっぱりでてくるあれこれ。再建の話とか妊娠の話も女性同士で聞きやすく、次の形成外科の診察の時にききたいことが出てきました(看護師さんは治療について回答は出せないので)

入院のこと、この後の流れもしっかりと丁寧にお話していただけてよかった。…入院日決まってないけど、入院予約が必要っていうのに驚いたけど(w)

怒涛の検査、開始…

初回は診察だけかな~とおもったら…診察の後に、複数検査あり…!朝ごはん食べてなかったけど、時間が結構ぎゅうぎゅうで…グーグーしながら検査受けました…。

長くなりそうなので次のエントリーにて!

ご注意ください

梨丸の場合備忘録として記載しています。症状や状況によって、処方や治療内容は異なります。

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