友達がラインで連絡をくれたファイザーさんの市民講座がん情報の探し方(オンライン開催)、参加させていただきました。
お医者さんの立場から、患者家族の立場から、このいろんな情報が氾濫している中で正しい情報にたどりつくか、お話をいただきました。
自分が必要なこと、信じたいこと情報を選んでしまいがち…なので、お話の中にあった国立がん情報センターのホームページとか、学会が出しているガイドライン、そしてがん拠点病院にあるがん支援センターで情報を得たり、相談をするのがよいんだな、と改めて思いました。
患者立場でお話されたパネラーさんが、情報は砂漠の砂のように無限でそこから正しい情報を見つけるのは大変。でも、こうやって伝えることでちょっと立ち止まって考えてもらえるきっかけになる、というようなことをお話されていたのが印象に残りました。
とんでも医療情報は、ホームページや書籍でもなくすことは難しいから、患者自身で情報リテラシーをあげていかないとならないんだろうなぁ…
どちらのお話にもあったエビデンスレベルピラミッド、どのレベルの情報なのか、情報に触れるときは気にしていきたいところです。
試験管(細胞)レベルの研究は数多くありますが、そのままヒトには当てはめられないので、エビデンスとしてのレベルは低くなります。動物を使った研究や専門家の意見は、試験管の研究よりも少しエビデンスレベルが高くなり、ヒトを対象としたコホート研究などの疫学研究になると、さらにエビデンスレベルがぐっと上がります。そして、ピラミッドの頂上、最も信頼度が高いとされているのが複数の疫学研究をもとにした「メタ解析」、「システマティック・レビュー」と呼ばれるものです。
ちょっと気になる基礎知識 「疫学研究」って? | 一般社団法人Jミルク Japan Dairy Association (J-milk)
体験談もエビデンスレベルは下のほうでした(セミナーで見せていただいたスライドでは、個人の体験談は一番下、エビデンスレベルが「低」な位置)がんの基礎知識、治療、症状とかの情報は正しいチェックが入ったところから入手を!ってことで、国立がん研究センターのがん情報サイトです。
個人の体験談は勇気づけられることも、わかる~~ってこともあるので、うまく情報にのまれないようにお邪魔します!
そして、最後に以外だったこと。
胃がんの治療ガイドラインって一般向け(患者向け)が2004年から更新されてないんですって。そして、これから出版されるそうです!これはすごくいいな…と思いました。
乳がんの場合は、患者向けのガイドラインも結構アップデートされてます。私も乳がんの診断されてすぐに買いました!学会から出ているものはわかりやすく、正しい情報だから胸を張っておすすめできる~。
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今回のセミナーの内容は、ファイザーさんのホームページに掲載予定だそうなので、上がってきたらまたお知らせします。
ファイザーさんのサイトって結局製薬会社だからお金絡むし正しいの?って思ったりしたんですが、教えてくれた友達は製薬会社さんのホームページは制作会社が掲載するコンテンツを作るだけではなくて、社内でのファクトチェック体制がある(公開前も、公開後も定期的に!)ので正しい情報なのかな、って思ってます(個人的には!)
以上、セミナーに参加した備忘録でした。
梨丸の場合を備忘録として記載しています。症状や状況によって、処方や治療内容は異なります。
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